刃物は「切れ味・刃持ちのよさ・研ぎやすさ」 熊本の田舎のかじや 【西田刃物工房】 

包丁一つで料理の出来、楽しさが変わります。ナイフ一つで作業の効率、手間が変わります。 刃物に関するご質問、随時承ります。



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「包丁はやっぱり和包丁が1番切れる!」・・・と思われている方はかなりいらっしゃると思います。
確かにステンレスなどに比べれば切れ味・刃持ち・研ぎやすさは比べものにならないほどいいですが、それは
「よい本物の和包丁」を使った場合の話です。
和包丁でも、
機械生産の大量生産品や、鍛冶屋の腕によって悪いものはいいステンレスの包丁以下の物もあります。
このブログでは、いい包丁の選び方や研ぎ方、他にも色々と刃物に関するお役立ち情報を書いておりますので是非ご参考にされてください。


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今回、前から仲良くさせていただいている肥後象嵌士、稲田憲太郎さんからのご依頼で刃物以外の物を鍛造しました。

これまでも何度か薄くて小さいサイズは頼まれていたのですが、今回は特別な誰も製作したことがないものを作るらしく、サイズもかなり大きめです。
なので、完成まで3日近くかかりました(^_^;)


製作1日目、純ニッケルの板と、軟鉄の板をカットし、5層まで積み上げ、鍛接。



そして、それを4回折り返し鍛造し、合計80層の板にして、カットして1日目終了。







文章で書くと簡単ですぐ終わりそうですが、サイズが大きいのでこれだけに丸1日かかりました。








この時期のダマスカス作りは本当に地獄です。
汗で服の色変わってしまってます(^_^;)





製作2日目。
1日目と全く同じ作業です。
80層の板をもう1枚鍛造します。





これで80層のダマスカスの板が2枚出来上がりました。






製作3日目。

1日目と2日目で作った板を鍛接して160層にします。





そして、それを丁寧に必要なサイズまで叩き広げます。

刃物は縦に伸ばすので縦は慣れていますが、依頼品は横にも広いので慎重に…
厚みも最低5mmは必要なので叩き広げ過ぎて薄くなってしまったら全て水の泡。






なんとか上手いこと十分なサイズに広げることができました(^^)




軽く削って模様確認。
いい模様が出てます。





初挑戦だったので何度かは失敗を覚悟していましたが、最近ダマスカスをよく作っていたでいつの間にか応用力が身についていたのか、一発で成功させる事が出来ました♪


これから先は稲田さんの手に渡り、誰も作った事がない最高の作品に仕上がります。


完成したらここでも紹介いたします。



2019/07/22 (月) 21:30 | -
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