刃物は「切れ味・刃持ちのよさ・研ぎやすさ」 熊本の田舎のかじや 【西田刃物工房】 

包丁一つで料理の出来、楽しさが変わります。ナイフ一つで作業の効率、手間が変わります。 刃物に関するご質問、随時承ります。



■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■

「包丁はやっぱり和包丁が1番切れる!」・・・と思われている方はかなりいらっしゃると思います。
確かにステンレスなどに比べれば切れ味・刃持ち・研ぎやすさは比べものにならないほどいいですが、それは
「よい本物の和包丁」を使った場合の話です。
和包丁でも、
機械生産の大量生産品や、鍛冶屋の腕によって悪いものはいいステンレスの包丁以下の物もあります。
このブログでは、いい包丁の選び方や研ぎ方、他にも色々と刃物に関するお役立ち情報を書いておりますので是非ご参考にされてください。


■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■


 
ちょっと、今日は真面目な話をさせていただこうかと思います。

日本の刃物と言えば、日本刀を中心に世界的に有名です。しかし、それは昔の話。

最近、ある国の有名な刃物業者さんに、海外の日本の包丁(和包丁)の現状を聞いてびっくりしました。


鍛冶屋で海外進出しているところは結構多いみたいで、その半数以上は「形が悪い・使い勝手が悪い・切れない」悪の3拍子が揃ってるようです。


僕は当初、海外進出はする気はありませんでした。


なぜか、それは、日本で認められない鍛冶屋の逃げ道が海外だからだと思っていたからです。

日本人の和式刃物に詳しい方や、猟師さんには偽物はすぐに見抜かれてしまいます。
海外なら、切れ味のあまりよくない刃物が多いので、多少ずるして大量生産で、薄利多売で販売すれば、それなりにお金になるからです。


でも、現状、海外ではそういったずさんな日本刃物が普通に売られていて、外人さんたちは「これが日本の切れる刃物なんだ」と思い込んでしまいます。ようするに日本の刃物のレベルががた落ちすることになります。


だから、本物の日本の刃物はこうなんだという事を海外に伝えるためにも機会があれば海外進出をしようと考えています。


僕はまだ駆け出しの鍛冶屋で腕もまだまだですが、信念だけは曲げないつもりです。


工場製品の大量生産品。これは、どのジャンルにもあるので、別にとやかく言うつもりは全然ないです。どんな品物でもピンからキリまであるのが当たり前ですし、お客様のニーズは一人ひとり違うので、あって当然です。


しかし、「日本の有名鍛冶屋」と名乗っておきながら、金に目がくらみ、しょうもないおもちゃみたいな和式刃物を造って販売している所が僕は大嫌いです。
そんな所は「鍛冶屋」なんて言葉を使ってもらいたくない。真面目にやってる鍛冶屋さんにとって失礼だし、大迷惑です。


うちは、余裕ができる月もあれば、生活に支障がでる月もあります。
売れる・売れないの問題もありますが、1番は大量生産できないからです。


だからといって、切れ味や、刃持ちなど刃物の質に関係する部分を簡素化する気は全くありません。
それをやれば、誰でも設備さえあれば造れる刃物しか造れないからです。


そう考えれば、鍛冶屋なんてお金持ちには絶対なれません。それははじめからわかっていたことですし、普通の生活ができればそれで全然構わないんです。



本当はよその品物をどうこう評価するのは好きではないのですが、鍛冶屋の世界でもそういう部分があるということを皆さんに知っていただきたく、今回書かせていただきました。


話し出すとキリがないので今日はこのへんでやめときます。


最後まで読んでいただきありがとうございました!




■本物の和の刃物 西田刃物工房【大祐作】■


住所】〒861-0803 熊本県玉名郡南関町関町362-2

【TEL/FAX】0968-53-0202(9:00〜20:30受付)


【e-Mail】
info@dai-knives.com

【販売ページ】
http://dai-knives.shop-pro.jp/

【営業時間】9:00〜17:00(冬期)9:00〜18:00(夏期)


【定休日】不定休(ご来店前にお電話いただけると安心です。)


お問い合わせ・ご注文は
販売ページ・お電話・FAX・メールにて
承ります。


TEL/FAX:0968−53−0202
MAIL:info@dai-knives.com



          
この記事をTwitterにRTする!ツイッターに投稿する   


daiknivesをフォローしましょう

同じカテゴリの記事
この記事へのコメント

東京の月島で鑿鍛冶を営んでいます
 左久作です
日本製刃物の現状拝読しました
大工道具も海外では玉石混交状態です
海外在住の若い職人さんが日本製品の本当の底力を見せつけようと地道に活動しています
少しづつですが
本物と悪質な物との差が知られて来て居ます
お互い、がんばりましょう

左久作 拝

2011/07/14 21:55 | 左久作

左久作様。

左久作さんのような有名な職人さんにコメント頂き、とてもうれしいです(^^)

ありがとうございます!

粗悪品が出回る中、お互い妥協することなく本物を作り続けましょう!

2011/07/14 22:04 | dai

コメントする









 
この記事のトラックバックURL
トラックバック